アマチュアゴルファー中野麟太郎(なかのりんたろう)さんとジャンボ尾崎さんの関係やコーチについてまとめました。
- 中野麟太郎とジャンボ尾崎は師弟関係
- プロコーチ坂詰和久の指導とは?
2023年6月に日本アマチュアゴルフ選手権競技を優勝した注目選手!
そんな彼の師匠や躍進のきっかけとなったコーチについてご紹介します。
中野麟太郎とジャンボ尾崎は師弟関係
中野麟太郎さんは高校生時代からジャンボ尾崎に弟子入りしています。
具体的には明治大学付属中野高等学校に通っていた頃、ジャンボ尾崎さんが主宰する「ジャンボ尾崎アカデミー」の4期生となりました。
そして、2023年6月に日本アマチュアゴルフ選手権競技を優勝した際、ご報告に行った時のお話がインタビューでご紹介されています。
高校時代はジャンボ尾崎が主催するアカデミー(千葉市)に通った。大学入学後はなかなか行けなくなったが、日本アマを制した直後、師匠に報告。「初めてほめられた。1個ずつ階段を上がって行けば、プロでも成功できると言われた」とうれしそうだ。
出典元:https://news.yahoo.co.jp/
厳しいプロゴルファーの世界で通算優勝回数113回という世界プロツアー最多記録を持ち、レジェンドといえるご活躍をしてきた師匠から言われると、感無量ですね。
中野麟太郎さんにとって優勝と同じくらい、大きな自信になったのではないでしょうか。
なお、優勝報告に行った時の様子はYouTube動画にもなっています。
最初の力強いグータッチに師弟愛が詰まっている気がしますね。(再生時間2:10~)
女子プロゴルファー原英莉花さん、笹生優花さん、西郷真央さんなどを輩出したジャンボ尾崎アカデミーは厳しくも温かい指導を行っているそうです。
その中で成長した中野麟太郎さんが男子プロゴルファーとしてご活躍される日も近そうですね。
順調に進めば現在通っている早稲田大学卒業後、プロ転向するはずなので、2~3年後になると思います。
そのため、今後のご活躍が非常に楽しみです。
中野麟太郎にプロコーチ坂詰和久が送ったアドバイスとは?
中野麟太郎さんは高校生の頃にプロコーチ坂詰和久さんから指導してもらったことが飛躍のきっかけになったとお話されています。
具体的には下記の通りです。
中野:高1ぐらいから、どんなスイングにしようかなと迷走していて、変則的なスイングをしていたのですが、どうもショットが安定しなくて。そんな時に出会ったのがプロコーチの坂詰和久さんでした。紹介されて初めて会った時に、身体がきちんと動くのかテストしてくれたのですが、その時に、左手の〝撓屈〟(※手首の関節を親指方向に曲げること)が上手くできないことがわかったんです。それまで、できないものを頑張ってやろうとしていたことを、坂詰さんから「しなくてもいいよ。できないんだから」と言われて、「え? 手首をコックしなくていいの?」と衝撃を受けました。それに、坂詰さんの理論を聞いてみたら、どんどん自分にハマっていって。「この人の理論が俺のスイングに一番合っている」と思ったし、身体とスイングが合致していきなり飛距離も伸びました。
自分に合ったスイングを作ると口でいうことは簡単ですが、全ゴルファーが自分の最適を目指して試行錯誤を繰り返しています。
そんな中、「撓屈」(とうくつ)ができない身体で、無理にコック(バックスイングの際に手首を親指側に折ること)をしようとしてもいい結果にはつながらないと気づかせてくれた坂詰和久さんとの出会いは、中野麟太郎さんの人生を変えたといっていいでしょう。
実際、改善されたスイングと、当時取り組んでいた肉体改造のトレーニングが噛み合ったことで、飛距離がどんどん伸びました。
具体的には頑張っても270ヤードくらいだったのが、高校三年生の頃には300ヤードを記録できるようになったそうですよ。
そして、プロを目指せるようになったとお話されています。
プロコーチ坂詰和久はどんな人?
坂詰和久(さかづめかずひさ)さんは1970年8月2日生まれで新潟県出身の男性です。
通称「わきゅう」と呼ばれたりもしていて、プロコーチとしてご活躍されています。
具体的な実績としては、男子プロゴルファー片山晋呉さんの専属キャディーを務めたり、女子プロゴルファー佐伯三貴さんの専属コーチを務めたりしていることが有名です。
その他にもたくさんの指導実績を持っていて、ジュニアの育成にも積極的なことでも知られています。
また、最近でいうと17歳で全米女子アマ優勝を達成したアマチュアゴルファー馬場咲希さんを中学校1年生の頃から指導していることでも有名ですね。
そんな彼の指導方針についてインタビューで聞かれた際、下記のように答えていました。
「打ち方は教えないし、直しもしません。教えるのは胸や骨盤の回し方など、ボールを打つ際の体の仕組み、運動効率のいい打ち方を追求させること。ジュニアは体も年々変わっていくので、型にはめた打ち方を教えるのは“害”だと思っています。たとえば8時間あったとしたら、球を打つのは2時間だけ。2時間は筋トレ、2時間は他のスポーツを楽しみ、残りの2時間はリフレッシュのために使いなさいと言います」
出典元:https://my-golfdigest.jp/
他のインタビューを見ると、自分で考えて修正できる力を身に付けてほしいので、やるべきことや修正方法を伝えた上で、基本的には放任主義のスタンスをとっているそうです。
そして、選手たちが聞いてくるまでは何も言わないようにしています。
熱心な指導者ほど色々伝えようとして力が入ってしまいやすいですが、選手を第一に考えて距離感を大切にしているような印象を受けました。
その指導がハマり、飛躍的に成長している選手が多くいるようですね。
中野麟太郎のプロフィール
名前 | 中野麟太郎 |
読み方 | なかのりんたろう |
生年月日 | 2003年11月11日 |
年齢 | 19歳 ※2023年9月時点 |
国籍 | 日本 |
出身地 | 東京都 |
身長 | 184cm |
血液型 | O型 |
出身校 | 早稲田大学在学中 |
ゴルフ歴 | 7歳~ |
得意クラブ | アイアン |
中野麟太郎さんは父親の影響でゴルフを始めました。
中学生時代は関東中学校ゴルフ選手権やPGM世界ジュニアゴルフ選手権日本代表選抜大会で優勝、高校生時代は全国高等学校ゴルフ選手権で優勝するなど素晴らしい成績を残しています。
その中でも2023年6月に大学二年生で日本アマチュアゴルフ選手権競技を優勝したことは有名です。
現在はプロを目指すアマチュアゴルファーとして活動しながら、早稲田大学スポーツ科学部のトレーナーコースで学業にも力を入れています。
今後のご活躍が楽しみな注目の集まる選手の一人ですね。
中野麟太郎とジャンボ尾崎の師弟関係やコーチまとめ
- 中野麟太郎は高校生時代からジャンボ尾崎に弟子入りしている
- 高校生の頃にプロコーチ坂詰和久からスイング指導してもらったことが飛躍のきっかけの一つになった
- プロコーチ坂詰和久は多数の指導実績を持つ有名コーチ
今回はアマチュアゴルファー中野麟太郎さんとジャンボ尾崎さんの関係とコーチについてまとめました。
レジェンドと呼ばれるジャンボ尾崎さんや多数の指導実績を持つプロコーチ坂詰和久さんによって、高校生時代からプロを目指せるくらいグッと成長してきた選手です。
その一つの結果が日本アマチュアゴルフ選手権競技の優勝と言えそうですね。
今後、さらに実力を磨いて、プロ転向する日を楽しみにしています。
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